デンマーク出身の全員10代の4人組。2015年1月に結成したばかりにも関わらず、3月には初のライブでジャングルのサポートを務めるなど話題を集める。11月にはザ・エックス・エックスやキング・クルエルなどを手がけたロディ・マクドナルドをプロデューサーに迎えデビュー・シングル「Try」をリリース。ビョークやプリンスからモータウンやファンクなど幅広い音楽から影響を受けた現代のソウル・ポップとも言えるサウンドは瞬く間に全世界の音楽ファンの中で注目を浴びた。2016 年5月に英名門レーベル<XL Recordings>よりデビューEP「First EP」をリリースした。
レオは、テルアビブを拠点に活動するオー・ エドリーとゾーイー・ポランスキーの女子2 人組エレクトロポップ・デュオ。2015 年にリリースされたデビューアルバム「Time Machine of the Heart」では、温かみのあるアナログシンセのサウンド、ヴェルヴェットのようにソフトなギターやビート、二人の甘美なハーモナイズ・ボーカルが交錯するレトロでサイケデリックなソフトディスコ~エレクトロドリームポップを展開し、メディアでは『女性ボーカル版MGMT』などと評される。このアルバムには、ステレオラブのレティシア・サディエールがボーカルで参加。また、テーム・インパラの前座も務めている。
プロデューサーであるサイモン・クリステンセンは、Psymun(サイモン)として、ひそかに広大なインストの夢世界を創造する。簡素なビートと不気味なサンプルを軸として、彼の奏法は、明滅しながら、流れ、宙返りする。
アロア・インプットは、ドイツ・ミュンヘンを拠点に活動する3ピース・ユニット。“ギターはケープタウンからポートランドまで、ビートはベルリンからシカゴ、ボーカルはニューヨークからデュッセルドルフまで”と称されるとおり、世界中の雑多なミュージック・ソースを貪欲にインプットし、ジャンルの壁を粉砕しながら、燦然と輝くようなアウトプットへたどり着く。2015年にセカンド・アルバム「MARS ETC.」をリリースしている。
パーム・パイロットは、ニューヨークを拠点に活動する4人組。マスロックのエキセントリックなテクスチュアやビートルズのような作曲センスのサイケポップをブレンドしたかのようなオルタナティブ・ロック・バンド。デヴィッド・ボウイ、トクマルシューゴ、テーム・インパラなどの影響を受けつつ、パーム・パイロットは、未知の超感覚的な音楽体験を展開している。
ニコ・シャーベル(レディオ・シチズン、エクスプレス・ブラス・バンド、時々ワールド・ジャズのパイオニアであるエンブリオのメンバー:ベルリン・ミュンヘン在住)とトム・ヴィーラント(7サムライ、 パンオプティクム・アーケストラなど:ウィーン在住)の2人は、ドイツの世界的ジャズ先駆者ヨアヒム・エルンスト・ベーレントと彼のコレクターに人気の Black Forestレーベル(MPS)/SABAレコードが、1960年代にリリースしていた「Jazz meets the world」シリーズの足跡をたどり、新しいリズムとサウンドの触発を求めて世界を旅します。サウンド・ボエージュの最初の行き先は東南アジア・タイ。では、よく聴いてみましょう。未来志向な人の為のクラウト・ワールド・ベース・ミュージック、そして伝統的東南アジア音楽が西洋のアンダーグラウンド・エレ クトロニカと出会うことは、おそらくこれが最初の作品の1つです。クラフトワークがタイの寺院で地元の人々とジャム・セッションをし、モーリッツ・フォン・オズワルドがコントロールを担うのを想像できれば、ほぼその音に近いと思われます。
「Good Time Girl」は、モントリオールのベッドルーム・クルーナー(センチメンタルにソフトで低い声で歌う男性歌手)センシのデビューEP「sings」のリード・シングルである。その歌は、すばやく無条件にあなたの耳を心地よくとらえる。まるで、それは、すぐに手が届くロマンス。パロサント(香木)の香りが、積み上げられたパルプ小説の山の上を漂う。シンプルで演奏不可能なラジオ・ミュージック。
レモン・メレンゲ・ダイは、アダム・ジールのベッドルーム空想世界。その中で、彼はジャングルで吹き矢を打ち、カエルを捕まえ、岩を眺め、ハチミツの中で泳ぐ。彼はボストンでコンピューター・エンジニアリングを使った神経科学を学び、この音楽が屋外で高速で移動している時間に楽しまれることを望んでいる。
パット・ジョーダッシュのアルバム「Steps」は、最先端のスタジオの構築やBanko Gotiti Recordsのアーティストのプロデュース、低俗なダンスクラブの運営などと並行しながら、3年にもおよぶ迷宮のように入り組んだセッションを経て完成した。そのサウンドは、イーノやプラスティック・ソウル、シェップ・ペティボーンのように、ダークで遊び心があり、ゆるやかに誠実でシニカル、そして自由奔放である。 そのすべてが注意深く組み立てられ、「Steps」は、異様なまでに偶然が重なって創り上げられたパーティー・レコードとなった。
黒木俊介による宅録主体のユニット。2003年、コーネリアス「Point」のリミックスコンテストに入賞、リミックスアルバム「PM」に「another psychedelic point remix」が収録されるにあたり、名義を「DRITT DRITTEL(ドリット・ドリッテル)」として活動開始。2009年、1stアルバム「Lektion No.1」をfelicityよりリリース。
グロッカベルはアナベル・カーゼのソロプロジェクト。彼女のワイルドでユニークなサウンドは、2つの小さなCasio VL-Toneキーボードと彼女が発明した8つの指ぬきで奏でるグロッケンシュピールから成り立っている。彼女は遊び心のあるダダイストな歌詞を英語とフランス語で書く。グロッカベルは初のEP「Wolf BBQ」を2015年5月にリリースし、SPIN誌で「無秩序な魅惑」、A.V.Clubでは「彼女のアートパンク~シンセ・ポップの挑発的音楽は、絶妙な演奏技術によって展開されている」と高く評価された。他にも彼女は、ザ・ファイアリー・ファーナセスとツアーしたり、ザ・ゴー!チームのアルバム「The Scene Between」に参加し、ジェイムス・チャンス、マーニー・スターン、ザ・ゴー!チーム、カーキ・キングやジャックホワイトのザ・ラカンターズの前座も務めている。
ニコラス・ポーガムは、フレンチ・ソングのスイートな変わり者として知られている。彼は、ブラジル音楽、主にMPB(Musica Populaire B rasileira ) やトロピカリズモに触れ、「トロピカリズモのシンガー」と称されている。これまでリリースした2枚のCDは、ともにフランスや国際メディア (Telerama等) で評価され、支持されている。彼の心に染み入るようなボーカルは、私たちに、かのロバート・ワイアットの音楽を思い浮かばせ、入り組んだフレーズは、まるでミッシェル・ルグランの音楽のようでもある。
南国は宮崎県在住のミュージシャン、森山慎作による新プロジェクト、Weekend Hymn(ウィークエンド・ヒム)。
素朴で叙情的なメロディーとクラブ系ビートを融合した独自のアコースティックサウンドは南国とは裏腹にむしろ都会的。これまでにもPetset(ペットセット)のメンバー として活動し、3枚のオリジナルアルバムをリリースしている。TV-CMにも起用されロングヒットした「The Modern Adventure」ではリスニング&フロア対応のサウンドメイクを展開。
サラミ・ローズ・ジョー・ルイスは、ピアノ、ギター、ハーモニカ、沢山のキーボード、ドラム・マシーンを演奏し、歌ってプロデュースもする。また、Lindsay OlsenとElle Olsunという別名義でも活動している。彼女は、ファンキー、ソウルフル、そしてちょっと変なものを好む。